過去の体験がすべて今につながる
彼女の想いに応えるように、周りも協力してくれるようになりました。会社は、あえて社内に雑談をしやすいスペースをつくってくれました。部門間のメンバーがお互い交流できるようにしたのです。
また、工藤さん自身も講師となり、若手や管理者に対してリーダーシップ研修やキャリア研修にも、熱心に取り組んでいます。
工藤さんはこれから、AIをはじめとするテクノロジーを心温まる方法で駆使して、さらにお互いを理解し合い、変化を歓迎する組織にしていきたいと考えています。そのために今、自ら率先して、新しいテクノロジーを勉強しています。
彼女には、やってみたいことが次々と湧き上がり、そのアイディアがどんどん広がっています。工藤さんは、「昔はずーっとくすぶっていたけど、そうした体験がすべて、今のやりたいことにつながっている」と、しみじみ振り返っています。
このように、「自分らしさ」を見つけたいときにはセルフ・コンパッションのアプローチが有効です。もしも自分を見失ってしまったとき、一度立ち止まってこのアプローチを試してみてください。