長寿遺伝子の「サーチュイン」を活性化させるポリフェノールも
⑤ レスベラトロール
レスベラトロールは、強烈な抗酸化作用を持つポリフェノールであり、抗炎症作用によって神経系を保護し、がんを予防するとされます。さらに長寿遺伝子の一つである「サーチュイン」を活性化します。
このサーチュインは、がんの発症も抑制します。レスベラトロール自体は赤ワインやぶどうの皮、りんごの皮、ざくろ、ベリー系などに含まれていますが、それだけでは必要量に足りませんので、サプリメントで補います。
⑥ ニコチンアミドリボシド
ニコチンアミドリボシドは、ビタミンB3の一種です。エネルギーの産生や細胞機能を円滑にしますが、年齢とともに減少します。この物質は、先のケルセチンやレスベラトロールと一緒に服用することが多いようです。
⑦ コエンザイムQ10(CoQ10)
コエンザイムQ10は、あらゆる細胞、組織、器官でエネルギーを発生させ、細胞の働きを健全にし、心血管系の機能を高めます。いわゆる悪玉コレステロールの数値が高い人にとって、コエンザイムQ10の摂取は不可欠とされます。
しかし、加齢とともに減っていきますので必要量を保つために、年をとったらコエンザイムQ10を絶えず補給していかなければなりません。コエンザイムQ10は内臓肉に多く含まれ、さば、にしん、ごま、くるみ、ほうれんそう、ブロッコリーなどにも含まれます。
サプリメントは内容表示を見れば、どんな栄養素が含まれているかがわかります。ここまでに紹介した栄養素が2、3種類含まれたサプリメントもありますので、選ぶ際の参考にしてください。