果物はできるだけ「旬のもの」を選ぼう
そのほかランキング外だが「りんご」にも老けない作用が。
「りんごには食物繊維や抗酸化力が高いポリフェノールが多く含まれています。私はよく『過保護に食べないようにしましょう』と説明するのですが、りんごなら皮に抗酸化成分が含まれているので、よく洗ってから皮ごといただきたいですね。米国内分泌学会によると、皮や芯まで含めて果物全体を食べている人は、半分未満しか食べていない人に比べて、2型糖尿病の発症リスクが36%低いことがわかっています」
また青リンゴよりも、赤りんごのほうがポリフェノールが多く、老化や肥満予防に効果的。空気に触れて色が茶色くなる前に食べよう。6月頃から旬を迎えるイチジクも、ポリフェノールを多く含み、カリウムやカルシウムなどのミネラルも豊富で“不老長寿の果物”といわれる。
最後に、旬のもののほうが栄養効果が高くなる。だから冬から春にかけてはみかん、いちご、りんご、そして国産のキウイを。夏はイチジクや、外国産のキウイ、秋は柿から“老けない力”を補給するといいだろう。