「人の意見をもっと聞くべきだ」と自分を客観的に分析

あるとき、何でつまずいたのかと考えたときに、彼は人の意見をもっと聞くべきだと考え直すに至ったそうです。自分を客観的に分析できるからこそ、内向型だからこそ、過ちに気づけたというべきでしょう。

ビル・ゲイツは世界有数の大富豪ですが、生活は質素です。洋服はブランド品を着飾るわけでもなく、過度な社交は避けます。読書好きであることからもわかるように1人の時間を大切にしています。

何でも買える身分ですが「自分の野心は世界の平和と全人類の健康維持」と語り、ジェンダー平等や疾病の根絶、乳児死亡率の低減にお金を投じています。

写真=iStock.com/CatLane
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2022年には、一度の寄付額としては史上最大級となる200億ドルを寄付しています。自分の幸せを知り尽くしているところも内向型らしいです。

私生活は質素極まりないウォーレン・バフェット

ITの神様がビル・ゲイツでしたら、投資の神様はウォーレン・バフェットです。

「世界長者番付トップ10に30年以上も君臨する大富豪」
「経営する会社(バークシャー・ハサウェイ)の株価を50年で80万%以上も上昇させた天才」

投資に少しでも関心のある人で、ウォーレン・バフェットを知らない人はほとんどいないはずです。彼もアメリカでは内向型の有名人のひとりに数えられています。

私生活は質素極まりなく、1日5、6時間を読書にあて、限られた人にしか会いません。2000年以降、彼はチャリティー昼食会を開いています。収益金は慈善団体に寄付される仕組みで、2022年は過去最高の約1900万ドルで会食の参加権利が落札されました。それだけ多くの人が会いたがっていますが、彼は避け続けています。