ダラダラと仕事を続けず、冷蔵庫や自販機まで足を運ぶ

外部環境2 デスクの上に大容量のドリンクを置かない

オフィスで作業するときに、デスクの上にペットボトルのドリンクを置いている人も多いと思いますが、あまり大容量のドリンクはおすすめできません。

本書の「休憩」の項目で、時間を決めて席を立つことの重要性をお伝えしていますが、大容量のドリンクが机の上にあると、ダラダラと仕事を続けることになって、作業効率が悪くなります。

座ったままの状態が長く続くと、血流が悪くなって眠くなったり、集中力の低下を招きます。

水分補給が目的であれば、最小限のボトルで済ませる必要があり、できるだけ冷蔵庫や自動販売機まで足を運ぶ習慣を持つことが大切です。

成果を出し続けている人たちは、ドリンクではなく、アナログのキッチンタイマーをデスクの上に置いて、休憩や水分補給のタイミングを見計らっています。

一瞬で残り時間を判断するためには、デジタル時計よりもアナログが便利です。

定期的に水分を補給して、仕事を効率的に進めるためには、ペットボトルのドリンクよりも、アナログのキッチンタイマーの方が効果があります。

ムダな情報を極力目に入れない

外部環境3 「整理整頓」を心がけると初速は早くなる

成果を出し続ける人たちに共通する特徴は、在宅勤務でも、オフィスで仕事をする場合でも、作業環境がキレイに整理整頓されていることです。

その理由は、必ずしもキレイ好きなわけではなく、ムダな情報を目に入れないように工夫しているのです。

作業デスクの上に、人気キャラクターのフィギュアなどが雑然と置いてあると、つい気になって集中力が途切れてしまいます。

パソコンの電源コードがグチャグチャに絡まっていると、作業を中断して、元通りの状態に戻したくなります。

こうした余計な行動を防ぐためには、整理整頓が役立ちます。

必要な文房具を探し出すためのムダな時間が生まれないだけでなく、デスク周辺がキレイに整えられていれば、そこに座った瞬間に、無理なく気持ちを仕事モードに切り替えることができます。

余計な情報を遮断して、作業環境を整えておくことが、仕事の初速を上げるための近道となります。

写真=iStock.com/thodonal
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