漫画は常識や固定観念を打ち破ってくれる

例えば、日本の製品は技術も性能も優れているのに、ブランディングがうまいだけの海外製品に負けてしまうことがありますよね。

保手濱彰人『武器としての漫画思考』(PHP研究所)

職人気質でもって本当にいいものをつくることももちろん大事ですが、それだけでは経営は成功しない。ビジネスを続けていくうえでとても重要な考え方を、『ラーメン発見伝』は非常にわかりやすく教えてくれました。

僕自身も10年間の失敗経験から同じことを学びました。今、あのころうまくいかなかったのは、いいものを真面目につくるべしという正論や、自力でコツコツ努力すべきという固定観念にとらわれていたからだと思っています。

仕事で成功するには、自分が無意識に持っている常識や固定観念からいかに脱却するかが大事です。僕の場合、そこを打ち破ってくれたのが漫画でした。漫画はビジネスを学ぶうえで最高の教科書になるということを、多くの人に知ってもらえたらうれしいです。

(構成=辻村洋子)
関連記事
【第1回】これを読んでたった1年で「模試E判定→東大現役合格」を実現…わが子の「頭が良くなる漫画」厳選8作品
貧乏家庭から東大を目指すなら「文系より理系」がいい…世帯年収300万円から合格した東大生のアドバイス
なぜ文系も理系も「東大現役合格」は現代文が得意なのか…教え子の偏差値を劇的に伸ばした「R80メソッド」とは
子供を伸ばしたいなら「寝坊で遅刻しそう」でも起こしてはいけない…現役東大生が説く「よく学ぶ子」の育て方
「10個のリンゴを3人で公平に分けるには?」有名な思考クイズをひろゆきが解いたら…答えが斬新すぎた【2023上半期BEST5】