他人から見られた姿を想像すると…

以前、出席したビジネス関係のパーティでのことです。

ある男性のすぐうしろに立っていた私は、彼が顔の動かし方はもちろん、うしろ姿のたたずまい、全方位において意識し尽くしていることを感じ取りました。どの角度から見ても完ぺきな表情、身のこなし、いでたちでした。

おそらくその方は、つねに他人から見られたときの姿を想像し、自分をみがいているに違いありません。

有能なビジネスマンだともっぱらの評判でしたが、仕事で成果を上げ続けてきたことと、見た目への意識が無関係だとは私はけっして思いません。

間々田佳子『伝わる顔の動かし方 コミュニケーションは見た目が9割』(光文社)

「自分はこうであるはずだという思い込み」から抜け出して「他人から見た自分がどんな姿か」を冷静に意識できるか、そこがブレイクスルーの第一歩になるでしょう。

本当の自分を知ることは怖いかもしれません。

これまでイメージしていた姿とのギャップに落ち込むかもしれません。

でも、それを乗り越えれば、するべきことが見えてきます。

誰だって、最初から自由自在に顔を動かせるはずはないのですから、ネガティブになる必要はないのです。

関連記事
「ハイフ打ち放題1万円」はリスクが高すぎる…消費者庁が警告するほどハイフ事故が急増している背景
「日本のファッション誌に出てくるような中年男性は滅多にいない」本場"イタリアのおしゃれ"とは
「お金が貯まらない人の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は絶対に置かない"あるもの"
「今から行くから待ってろコラ!」電話のあと本当に来社したモンスタークレーマーを撃退した意外なひと言
中2で「初めてのセックスはどんな状況か」を考えさせる…日本と全然違うカナダの性教育