1on1をアクションプランで終える
⑤新たな行動の決意
1on1での対話の末、話された内容が行動に還元されることは非常に理想的な流れと言えます。よくあるケースは、やろうやろうと思ってできていなかったことについて話す機会が持てたことで、着手するきっかけになることです。
また、対話によって思いついた新たなアイデアを試してみようとすることもあります。
さらに、頭ではやるべきだと思っていても進まない業務の愚痴をたくさんこぼすことで、「まぁ、そうは言ってもやるしかないですね」と、一周回って行動への決意やコミットメントが生まれることもあります。
このように、可能であれば1on1の最後にアクションプラン(行動計画)で終えられるとよいでしょう。そうすることで、次の1on1において、「実施してみてどうだったか?」という振り返りから始めることができて、対話に連続性が生まれて、1on1を継続的に行う意味も出てきます。しかし、毎回アクションプランで終えようとすると負担も増しますので、部下の意思を尊重しながら無理なくできるよう注意しましょう。
これら5つの成果について、1on1の最後にどれが該当するかを上司と部下双方ですり合わせを行うまとめの時間を取ることをおすすめします。そうすることで、1on1を行っている成果を実感し、意味も理解でき、現実にも違いをもたらすことができます。