中座するなら、デザートの前がベストタイミング
会食中はなるべく中座しないほうがよいですが、やむを得ず化粧室に立つなら、デザートの前まで待ちます。
英語の「デザート」の元であるフランス語の「デセール」には「食卓を片づける」という意味があり、文字どおり、すべてのものが下げられてテーブルの上は水だけになります。
つまり、デザートの前は、「ひととおり料理は出し終えたので、いったんすべて下げてテーブルの上をクリアにしますね」という時間帯。いわばデザートまでの幕間、小休止ということなので、中座するならベストタイミングといえるのです。
これはフランス料理だけでなく、懐石でも同様です。なるべく中座しないほうがいいというのも同じなのですが、どうしてもその必要が生じた場合は、すべての料理を食べ終え、お菓子と濃茶が出されるまでの間に行きましょう。