異質なメンバーの「パーティー」で化学反応が起きる
当初3人でスタートし、現在は39人にまで増えました。変わったところでは、医師が在籍しています。民間企業に勤めているメンバーもいますし、住職(お坊さん)もいます。お坊さんはクロスリバーのトップセールスです。
そうした異質なメンバーのパーティーを結成することで、化学反応を起こそうとしています。働きがい制度の新設や大規模ウェビナーの企画などのプロジェクトで、多様なメンバーに参画してもらい、斬新なアイデアを出し合っています。
さらに、地域分散も実行しています。デジタルの世界における分散ではなくて、地理的に行おうと考え、39人は世界の各エリアで働いています。
日本では東京・名古屋、アジアではほかにバンコクで働いているメンバーがいます。ヨーロッパではパリ、米国ではシアトルとニューヨークの2拠点でメンバーが働いています。
世界中で常時メンバーが稼働
こうして日本を含むアジア、ヨーロッパ、米国で地域分散することにより、時差を活用することができるようになりました。太陽が昇っている地域で誰かしら働いている、という態勢にほぼなっています。
たとえば夕方5時に私が日本で仕事を終えて、作りかけの提案書をビジネスチャットでシアトルのメンバーに送るとします。シアトルのメンバーは日本が夜間のうちに、その具体的な指示を読み、提案書の続きを作成して私へ返信します。すると、日本時間で朝を迎え、起床した私が完成した提案書を見てガッツポーズする……という感じです。
逆に、ニューヨークのメンバーが、編集の詰めの作業が終わっていない動画を送ってきて、日本のメンバーが仕上げをして送り返し、ニューヨークのメンバーが動画の最終データを出力して日本のメンバーに共有する、といったこともできます。
時差を活用することでメンバーの勤務時間外にほかの地域のメンバーがサポートし、「朝起きたらできている」という状態を作ることができているのです。