多拠点生活は簡単に実現できる
私自身、多拠点生活を実践しています。現在は「温湿度の快適さは作業生産性を上げるのか?」という実証実験を行っています。月額サブスクサービスのADDress(*1)やSANU 2nd Home(*2)を使って、季節ごとに快適な場所を選び、リモートワークをしているのです。
*1 ADDress 月額4.4万円から全国どこでも住み放題 https://address.love
*2 SANU 2nd Home 自然の中にあるもう1つの家 https://2ndhome.sa-nu.com
本書は、週末に山中湖畔で執筆しました。都心は最高気温35度を超えていましたが、山中湖は20度超で過ごしやすく、これまでよりもスムーズに執筆ができています。
報酬が上がる仕事、下がる仕事がはっきり分かれていく
②自分の仕事が見えてくる
気づいたことの2つめは、「自分がすべき仕事」がわかってくるということです。
クロスリバーでは、ITツールを積極的に導入しています。クラウドサービスは200以上トライアルして、業務にフィットするものを月額サブスクで利用しています。請求書発行や経理処理、情報収集やデータ解析など多くの部分を自動化することができたのは、テクノロジーのおかげです。
しかし、テクノロジーでは代替できない業務もあります。クレーム処理を含む顧客対応や、経営者のコーチング、イベントの企画やタスクの優先順位づけなどは人間がやらざるをえません。つまり、改めて「人間にしかできない仕事」が明らかになりました。
また、「誰にでもできる仕事」もわかってきました。高度なスキルや豊富な経験がなくてもこなすことができるタスクはあります。このような専門性を必要としない仕事は、作業時間当たりの報酬がどんどん下がっていくと感じています。
一方で、スペシャルな技能を持った人の仕事は、単価が上がっていくと実感しました。クロスリバーの中には、月に2~3時間の稼働で20万円の報酬を手にするデータアナリストがいます。