いつでもどこでも働くことができる

全メンバーが週休3日ですから、円滑な運営にはメンバーの助け合いが必要です。同じ曜日に全員が休むのではなく、土日以外の平日休みをメンバー同士で調整しています。

クロスリバーでは2人組体制を取っていて、2人を1ペアにして、一方が水曜に休んだらもう一方は水曜以外で休む、というルールにしています。休みが重ならないようにして、休んだ人のカバーができるような態勢にしていることで、特定の人に依存する状態を防ぎ、かつ、お互いの業務が理解できて一石二鳥です。

このように、デジタルツールを使うことで、「いつでもどこでも働くことができる」ということを実感しました。グローバル規模でプロジェクトを組めば、時差が使えて、短時間で高品質のアウトプットをすることができるのです。

「働き方実験」で気づいた2つの事実

Web3の働き方を実践して、わかったことが2つあります。

①都市部のアドバンテージは消えつつある

1つめの気づきは、世界の人と普通に仕事ができるということです。日本に住んでいると有利、東京に住んでいると有利といったことはいっさいありません。能力のある人は、どこに住んでいても引く手あまたです。

居住地に捉われずに、世界各地の人々とボーダーレスにつながり、一緒に仕事ができる世界になったことを実感します。

日本では、大企業の本社がある都市部の近くに住まないと通勤ができない、というのがこれまでの常識でした。しかし、Web3では通勤という概念が消えつつあり、今後はどうしても対面が必要となったら出社するスタイルに変わっていきます。

この動きを利用して、住居費が安い地方に住んで、浮いた費用を健康や教育に充てたほうがスマートだと考えます。