リモートでは誤解を招かぬよう曖昧な表現を避ける
リモートで打ち合わせをした時のことです。私がいろいろ質問すると相手の方は「難しいですね」というように答えます。
Yesの意味で「難しいですが工夫して進めましょう」と言っているのか、それともNoの意味で「難しくて不可能です」と言っているのか分かりません。
その他にも「それはかなりすごい」「あの部分は」「あれはいいです」といったような曖昧な表現が多くあり、とてもストレスが溜まりました。
という私も相手に誤解される表現を使っていたことがあります。リモートで研修をさせて頂いた時のことです。研修の様子を、会社の方が録画したデータで送ってもらいました。いろいろと気になりましたが、一番マズいと思ったのは「けっこう、○○」といった表現を頻繁に使うことです。
この表現方法を自分で聞いていて、「これは誤解があるのでは」と気になりました。私自身は“けっこう”という言葉を“かなり凄い”といった意味で使っていました。ただ、これは人によって捉え方が変わってきます。
そこで家族や友人など、身近な人に「“けっこう”という言葉はどんな時に使う」と聞いてみることに。
・どちらかと言うと
・比較的
・迷っている感じ
などなど、私が思っているのとかなりズレがあります。こういった言葉と理解のズレがコミュニケーションの誤解を生むのです。今はできる限り曖昧な表現を使わないように心がけています。
あなたはもしかしたら“いつも以上”“少し軽めの”“まあまあ”“そこそこ”などと無意識に言っているかもしれません。
相手は「いつも以上に」と言われても何を基準としているのか分からないのです。そうではなく、「月に2回を3回に増やす」などと具体的に伝える必要があります。曖昧な表現をやめて一つ一つ具体化するように心がけてください。分かりやすい表現を使うことで誤解されずにコミュニケーションが取れます。