効率的なインプットには「紙に手書き」がいい

タイピングよりも手書きがいい、と考える人からすると、納得感のある研究結果でしょう。しかし、先ほども触れたアスクビックらによる別の研究では、タブレットに手書きメモをするときと、紙に手書きメモをするときの脳の働きは変わらないそうです。

そう考えると、タブレットとペンの質が向上していけば、この差は、どんどんなくなっていくでしょう。

堀田秀吾『絶対忘れない勉強法』(アスコム)

とはいえ、現状ではまだまだ紙への手書きに一日の長がありそうです。忘れっぽい人は、大切な学習内容の復習は紙に手書きでする──といったやり方を試してみてはいかがでしょうか。ハードディスクに記録したほうが安心な気もしますが、記憶に残るのは手書きなのです。

勉強やインプットにはコツがあります。ここで紹介した以外にも数々のインプット法があり、ちょっとしたコツで、記憶力や集中力は大きく変化します。ただやみくもに記憶しようとするよりも、効率的インプット法を知っていただくことで、仕事に人生に役立ててもらえたらと思います。

みなさんもぜひ、科学的研究から導き出された『絶対忘れない勉強法』をチェックしてみてください。

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