マニアックなYouTubeチャンネルで受注増

2019年には別のYouTubeチャンネル「StockSunチャンネル」を開設し、これがまた受注を大きく増やすことになりました。

ビジネス系YouTubeとはいえ「年収チャンネル」はエンターテインメント性も強いのですが、「StockSunチャンネル」はビジネスに特化したコンテンツです。

たとえば「SEOコアアップデートへの見解及びフリーランスへの影響」「『お金or健康』関連業種のSEO(YMYL領域)」といったマニアックな話を展開しています。

そして、この「StockSunチャンネル」が大当たりしました。

チャンネル登録者数こそ1万7000人ほどですが、当チャンネル経由で案件の問い合わせが多数入るようになりました。

YouTubeの運用は、チャンネル登録者数を増やして広告収入で儲ける手法がスタンダードです。

対して、「StockSunチャンネル」は明確にペルソナを定め、そこをピンポイントで狙いに行くため、チャンネル登録者数が少なくても大きな利益が出るビジネスモデルです。

実際に「StockSunチャンネル」経由で受注した案件は、すでに数億円規模の売上となっています。

最近は、こうしたビジネスモデルを採り入れたYouTubeチャンネルが増えていますので、自分の業種に近いチャンネルを参考にしてください。

固定費を持たない経営手法はこれから広がっていく

StockSun型経営の大きな特長は、リスクを負っていない点でしょう。

会社は通常、人件費+家賃という固定費を抱える必要があります。対してStockSunは全員がフリーランスで社員ゼロなので、固定費はかかりません。

固定費がゼロであれば赤字になりようがなく、会社としてつぶれようもありません。

こうした固定費を持たない経営手法は、コロナ禍を機に他社でも進んでいくでしょう。

リモートワークが増えれば、オフィスの必要性が下がるからです。実際、これまでのオフィスを解約する会社は増えています。

加えてリモートワークの浸透で、会社はよくも悪くも、社員を雇う必要がなくなっていきます。