《小太り気味 × 痩せ気味》

「肥満は絶対によくありません。そうかと言って40代のサラリーマンがアスリート並みに体脂肪率一桁台というのもよくない」と語る秋津先生。やはりベストなのはBMIも体脂肪率も正常範囲であること。

でも、正常範囲にも幅がある。痩せに近いのと小太りに近いのとでは長生きするのはどっち?

「免疫や代謝に関わると思うのですが、体脂肪率だと24%くらいの“ちょいぽちゃ”のほうが長生きするという調査結果があります。40代以降はストイックに体を絞ることはやめたほうがいいでしょう」

▼仕事

《立ち仕事 × 座り仕事》

座っているほうが楽なのだが「立って仕事をする人のほうが絶対に長生きする」と秋津先生は断言する。

座っている時間の長い人ほど寿命が短いというレポートが最近、アメリカで発表された。記事のタイトルは〈あなたは殺人椅子に座っていませんか?〉。

「運動量が全然違うのと、座った姿勢は血流も悪くなる。もちろん歩行時間も大事ですが、立っている時間を少しでも稼げれば、それは長生きに繋がります」

《遠距離通勤 × 職住近接》

「通勤電車では立っていることが望ましいけれど、満員電車で遠距離を立って通勤するというのは地獄です。運動のプラスよりも、ストレスによるマイナスのほうが大きい」(秋津先生)

職場の近くに住むのが理想だが、家が遠いのなら1時間早く起きてでもラッシュ時間を避けて出勤したほうがいい。

「会社の周りを散歩したり、早朝ジムで体を動かしたり、朝を楽しく過ごす方法はいろいろあるはずですよ」