いつか「戦争体験者」はいなくなる
戦争体験の継承は沖縄だけに限られるものではない、普遍的課題である。そして戦争体験者による語りは、記憶継承の要として用いられてきた。しかし、いつか戦争体験者はいなくなる。それぞれの社会が、その瞬間に向けて、語りとは別の継承を模索する必要がある。
国吉氏からのヒアリングと、その成果の展示の取り組みは、そうした普遍的課題に対するケーススタディーになるものと自負している。私たちの活動が、沖縄の、そして戦争で命を落とされたすべての方へのささやかな鎮魂歌とならんことを願っている。
6/22~24 平廿三夜尊堂(福島県いわき市)
6/24 沖縄会館(大阪市大正区)
6/30 新長田勤労市民センター別館ピフレホール(神戸市長田区)
7/14~16 石手寺(松山市)
8/8~12 高槻市立生涯学習センター(大阪府高槻市)
※詳細は「沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会」の公式Facebookをご覧ください。
大学生
1998年生まれ。米イェール大学(class of 2021)在籍。専攻は哲学とマイノリティに関する文化人類学を予定。2017年4月より沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表として、関西を中心に毎年10カ所程度沖縄戦遺品の展示会を開催。また国吉勇氏から遺品に関する聞き取りを進め、地上戦の「動かぬ証拠」としての遺品の活用・継承に取り組んでいる。