▼ワンランク上の使える「敬意」言い回し

相手へより敬意を示すためには「ものの言い方」も欠かせない要素です。こうしたプラスアルファの要素を使いこなし、ワンランク上の印象を与えましょう。プライベートでは使わない言い回しなのではじめは慣れないかもしれませんが、声に出して覚え、体に染み込ませてください。

[クッション言葉]

クッション言葉は、質問、拒否、お願いなど口にしづらいことを言いたいとき、文字通りワンクッション置くために使います。反対意見を言うときも、「おっしゃることはよくわかるのですが」と添えれば摩擦も少なくなります。

▽尋ねる
・恐れ入りますが、
・ご多忙中とは存じますが、
・お差し支えなければ、
・お手数ですが、

▽断る
・申し訳ございませんが、
・ご期待に添えず恐縮ですが、
・失礼とは存じますが、
・せっかくではございますが、

[改まり語]

プライベートでは使わない、改まった雰囲気を出すために使うビジネスの現場独特の言い回しを「改まり語」と言います。企画書やメール、電話や会話など汎用性が高いため、「習うより慣れろ」の精神で積極的に取り入れましょう。

▽時間に関係するもの
・明日(あした)→明日(みょうにち)
・これから→今後
・あとで→のちほど
・すぐに→早急に、ただいま

▽一般的なもの
・忘れる→失念する
・考え直す→再考する
・どれくらい→いかほど、いかばかり
・どのように→いかように

[呼称]

冠婚葬祭のときに迷いがちな呼称も、敬意を払う大切なポイントです。また、一緒にへりくだる呼称も覚えておきましょう(例:「私たち」→「私ども」、「わが社」→「弊社」「小社」、「贈り物」→「心ばかりの品」「寸志」)。

▽人
・夫→御主人様、御夫君
・妻→奥様、奥方様
・上司→御上司
・友人→御朋友、御学友、御友人

▽もの・こと
・贈り物→御芳志、お心づくしの品
・手紙→御書状、貴書
・安否→御清祥、御清栄、御健勝
・考え→御高見、御高説

(田中裕子=構成)
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