▼手紙編
お礼を伝えるときや謝罪するときに活用したいのが、手紙。可能であれば、筆ペンなどで書きましょう。相手の心に響く手紙を書くコツは、正しい敬語を使うことに加え、返信まで時間を置かないこと。
[1]「各位」は集団を対象に、その一人一人を敬っている言葉
「○○各位殿」「○○様各位」は二重敬語となってしまうので誤り。
[2]「拝啓」で始め、「敬具」で結びたい
加えて、簡単な時候の挨拶があるとマナーを弁えている印象を持たれる。「前略+草々」であれば時候の挨拶は不要。ただし、お祝いやお礼、お詫び、目上の人に対して使うことは失礼にあたる。気軽な間柄でも、気になるようであれば「前略 失礼いたします」とするとよい。
[3]定型文にあなたならではの一言を加え敬意を表す
贈答品をもらった場合は使用した感想、講演や激励してもらった場合はどのように感じ、どう活かしているかを素直に表現するとよい。
[4]ご自愛には「自らその身を」という意味も含まれる
「ご自愛のほどお祈り申し上げます」が正しい。