――超ビッグ対談は、健康法の話題から始まった。「土曜日は天気がよかったら、ゴルフに行く。普段運動をしないので歩くのが目的」と、ゴルフ健康法を披露する鈴木敏文氏に対し、「私はずぼらなもんで、暇なときはちゃぶ台の前にどてっと座ったきり。あとは散歩がてら買い物に出かけたり」と、照れながら話す稲盛和夫氏。

余暇の過ごし方も対照的な2人だが、それぞれ83年(取材当時)の人生の足跡において、紆余曲折や数々の挑戦、歴史に残る偉業など、互いに共通点が多い。

経営スタイルも、性格も対照的な2人なのになぜ、共通点が多いのだろうか。それは、「自分たちの都合の範囲内で一生懸命仕事をする」ことと、「自分が本当に正しいと思うことを懸命に実行する」ことの違いを、どちらも知悉しているからだろう。