このようにやるべきことを整理すると、チーム外の人に同意を得るタイミングが見えてきます。つまり、後戻りをしないためのセーブポイントをつくるわけです。最初のポイントは、上司の同意。これが最初のセーブポイントです。ほかにも相手先の確認など、セーブポイントを必ずいくつか盛り込み、合意を形成していくことが重要です。

全員から同意を得られないこともあります。その場合もToDoリストの基本ができていれば、合意を省ける部分を見極めることができます。

作業計画を立てるときは、省ける部分とそれに対するリスク対策も含め、最低でもこれだけはというミニマムの達成基準を設けておくことも大事です。さらに不測の事態に備えたプランも立てておけばいうことなしです。

吉澤準特
現在、外資系のコンサルティングファームでテクノロジーを中心にいろいろなプロジェクトに関わる。特にシステムのインフラストラクチャを中心に取り組んでいる。著書に『外資系コンサルが実践する資料作成の基本』『外資系コンサルの仕事を片づける技術』『ビジネス思考法使いこなしブック』ほか。
(永浜敬子=構成)
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