さて、この程度ならなんとか理解できると思うが、コアなヨーロッパネタとなると日本人にはお手上げである。たとえば「脳の値段」である。
■脳の値段
人間の脳が売られている市場があった。
ある男が店員に聞いた。「この脳は1000ドルか。誰の脳だい?」
「これはドイツ人の脳です。優秀ですよ」
男は続けて聞いた。「ではこの脳は? 2000ドルもするけど?」
「これは日本人の脳です。最高の品質ですよ」
男はその隣に置いてあった脳を指差して聞いた。
「しかしこの脳のほうが高いじゃないか。5000ドルだって?
いったいどんな優れた脳なんだ」
「これはポーランド人の脳ですよ」
男が驚いて聞いた。「ポーランド人の脳がどうしてそんなに高いんだ?」
店員は言った。「ほとんど使ってない新品同様ですからね」
ポーランドといえば、ナチスに蹂躙された悲劇の国である。ところがなぜか、ヨーロッパではお間抜けキャラとして定着している。