いいお金の使い方とは何か。医師の和田秀樹さんは「圧倒的にお金を使うのは『食』で、中でもワインには一番お金を使っていて、200本くらいのワインがセラーで眠っている。また外食も好きでラーメンや高いステーキもガンガン食べる。一方で、住まいの優先順位は低い。いま一人で住んでいるマンションは狭くてしょぼいが、広さよりも便利さを重視している」という――。

※本稿は、和田秀樹『どうせあの世にゃ持ってけないんだから 後悔せずに死にたいならお金を使い切れ!』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

シャルキュトリーの品揃えと赤ワインのグラス
写真=iStock.com/nschatzi
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税理士も驚くほどワインにお金を使い続ける理由

何が無駄で何が必要なのかは人それぞれ。私の場合、衣食住や趣味などいろいろある中で、お金を使う優先順位は食が圧倒的です。

その中でも一番お金を使ってるのはワインです。税理士さんも驚くほど使っていますが、ワインは私に至極のひとときを与えてくれるので全然惜しくない。いいワインがあれば、これからも買うつもりです。

ストックもかなり増え、いまは200本くらいのワインがセラーで眠っていますが、普通に買うよりは安い値段で買っていますし、いずれは全部飲むつもりです。

いいワインは、手に入れたときのエピソードを回想するのも楽しいですし、「どんなタイミングで、どんな仲間と飲もうか」と飲むときを想像するのも楽しい。

ワインセラーに並ぶコレクションを眺めるだけでも、子どもが大好きなおもちゃを並べて悦に入るようなときめきを与えてくれます。もちろん飲んだら飲んだで、その味わいだけでなく思い出や物語も増えていく。ワインの本数分、喜びが幾重にも広がるのです。

次にお金を使うのは外食です。ラーメンが好きで、週に5日食べるときもありますけど、高い金を払ってステーキもガンガン食べています。高いと言っても、ワインと比べたら安いものですが。