オリックス シニア・チェアマンの宮内さんが3分間レッスンの読者のみなさまの質問にお答えします。(2022年2月14日レター)

【読者】情報通信業でコンテンツ事業部長を勤めています。この業界で20年近く働いてきましたが、これまでほとんど差別化のないコンテンツを各社がひしめきあうようにして販売合戦を続けてきました。このままでは進展がないことを頭では理解しているのですが、なかなか変わることができません。

他社がつくれないような強いコンテンツ、強いサービスをわが社でつくりあげたいと考えて取り組んできましたが、新しいものを開発することが非常にむずかしかったです。少し売れると他社が真似して類似商品を出しますし、わが社も他社で話題になっているサービスを真似て類似商品をつくることもありました。この状態が十年一日のごとくに続いてきてしまいました。

(構成=今井道子)