オリックス シニア・チェアマンの宮内さんが3分間レッスンの読者のみなさまの質問にお答えします。(2022年2月28日レター)

【読者】メーカーで9年間経理の仕事を担当したあと、思うところあって、家庭の事情で学校や社会に馴染めない子どもたちを支援するソーシャルビジネスを起業しました。メーカーで働いていたときは、正直に言いまして自分の仕事が社会の役に立っているという実感が持てなかったことと、自分の生い立ちと似ている子どもたちをサポートしたいと思うようになったことがきっかけでした。

根本的に助成金や寄付金をいただいてその費用に充てるのではなく、ビジネスとして利益を得てそのお金で社会課題を解決できるようになりたいと考えています。実際には、学校や社会に馴染めない子どもたちが、学業から就職へ、就職してから職場に定着するまでをサポートしています。子どもたちと企業のマッチングが決まったときには、企業からフィーをいただくというビジネスの仕組みを考えています。

(構成=今井道子)