40代から仕事で意識するべきことは何か。経営コンサルタントの藤井孝一さんは「40代は一つひとつの失敗が命取りになりかねない。リスクマネジメントができない40代は信用されないし、もうその先の成長は望めないだろう」という――。

※本稿は、藤井孝一『40代がうまくいく人の戦略書』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

オフィスで頭を抱える女性
写真=iStock.com/Stefan Tomic
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コミュニケーションの取り方は“意識”だけでなく“仕組み化”を

以前は、マネジメントといえば人材育成や目標管理という要素がほとんどでした。

最近は部下のメンタルヘルスやコンプライアンスなどの予防的な管理も上司に求められるようになっています。

40代はとくに、そういったデリケートな対処を含めてのマネジメントをしていかなくてはならないでしょう。

私も、部下がうつ病にかかり休職した経験があります。激務の職場だったとはいえ、「上司としてもっとできることがあったんじゃないかな」と、いまでも反省しています。

そういう反省もあり、いまではコミュニケーションの取り方には気を配るようになりました。

さらにいうなら、コミュニケーションの取り方は“意識する”だけではなく、“仕組み化する”のが効果的です。

私の会社は社員10人ほどの小さな会社ですが、毎朝朝礼をして社内全体でコミュニケーションを取る時間を設けています。コロナ以降、社員の大半が在宅勤務になってからは、Zoomを使って続けています。

朝礼では「グッド&ニュー」という手法を用いています。

グッド&ニューはアメリカの教育者、ピーター・クライン氏が開発したコミュニケーション法で、24時間以内にあったいいことや新しいことを1分間で発表し合います。

発表するのは、「仕事の業務で悩んでいたんですけど、こんなふうに解決できました」といった仕事上の話から、「この週末、親戚が遊びに来て楽しかったです」といったプライベートでも、なんでもあり。

これを続けると、ポジティブな思考が養われていくという効果があります。

みんなでいい話を共有すると連帯感も生まれ、チームが活性化するのです。

これが仕組みのひとつだと思います。