パナソニック経営のDNAを注入

グローバル経営研修センター所長 
高橋広明氏

当社はコンシューマー、ソリューション、デバイスの3つの事業分野から成り、そのおのおのでいかにグローバル化を進めるかが当面の課題となっています。そのため、2011年度からは採用基準を全世界で統一し、新卒採用の人数も、国内290人に対し海外は1100人と、圧倒的に海外の比率を高めました。

加えて人事戦略においては、パナソニックの経営理念をきちんと理解し、なおかつそれを実践できるグローバル・リーダーの育成が急務だといえます。そこで、その対策として10年度からP-EDP(Panasonic Global Executive Development Program)I、IIという研修を始めました。これは本社が管理する経営職のポスト、いわゆる事業部長クラスの人材を育成するのが目的で、全世界の社員が対象です。