町山智浩(まちやま・ともひろ)
1962年生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌「映画秘宝」を創刊した後に渡米。現在はカリフォルニア州バークレー在住。著書に『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』『アメリカは今日もステロイドを打つ』『トラウマ映画館』、共著に『松嶋×町山 未公開映画を観る本』などがある。twitterは「@TomoMachi」。
1962年生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者として雑誌「映画秘宝」を創刊した後に渡米。現在はカリフォルニア州バークレー在住。著書に『99%対1% アメリカ格差ウォーズ』『アメリカは今日もステロイドを打つ』『トラウマ映画館』、共著に『松嶋×町山 未公開映画を観る本』などがある。twitterは「@TomoMachi」。
アメリカ在住の著者が週刊誌で連載してきた時事コラムをまとめた本だ。ここでは、新しく生まれた言葉、話題を呼んだ人のセリフなどが取り上げられる。
登場する人物は、映画俳優やミュージシャン、スポーツ選手、政治家ら。特に多いのは、「お騒がせおばさん」のサラ・ペイリンなど保守に属する人々だ。どれも笑える話ばかりだが、話題はどうしても政治絡みの話へと接続されていく。ネタはスキャンダルでも、それが政治思想と無縁ではないあたりが、アメリカらしいところである。
「アメリカってイデオロギーから生まれている国なんですよ。ある上院議員は『アメリカは競争の国なのに敗者を救うようなことをしたのでは、欧州と同じになってしまう』と発言しています。えっ、と思いますけど、『たとえ自分が敗者として死んでも、自由は守られるべき』というのがアメリカの保守思想なんですね。競争に勝てば誰でも上にいけるという競争原理でアメリカは成功してきました。でも常にそれが支持されているわけではありません。今では格差が広がってモビリティが失われた。だから、アメリカは共和党による『ネオリベラル』の続行を望まず、オバマ大統領による『ネオニューディール』を選んだ。ディールとはカードの配り直し、つまり富の再分配という意味です。まだ、オバマは実行できずにいるんですけどね」
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(遠藤素子=撮影)


