鹿島 茂(かしま・しげる)
フランス文学者、明治大学国際日本学部教授。1949年、横浜市生まれ。湘南高校から東京大学へ進み、文学部仏語仏文学科を卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞)、『職業別 パリ風俗』(読売文学賞)をはじめ、硬軟さまざまな著書多数。

「人間は考える葦である」「クレオパトラの鼻があと少し低かったら」という言葉をはじめ、珠玉の名言が収められたパスカルの『パンセ』。その中から、いま伝えたい言葉を鹿島茂氏が選んで翻訳したのが本書である。

出版のきっかけは、一昨年の秋、ある雑誌に、現代に蘇ったパスカルが若者の悩みにツイッターで答えるという形式の軽めのエッセイを書いたこと。

「飢餓が克服された社会における自我と幸福追求を集中的に考察したのが『パンセ』です。だから、現代社会にぴったりの箴言がいくつも出てくるのです」

(的野弘路=撮影)
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