厄年を意識するなら、科学的な裏付けがある「科学的厄年」のほうがいい。75万人調査で判明した病気の発症リスクが高まる年齢と予防策を紹介する。

平安時代から今も続く厄払い、厄除け

日本には昔から「厄年」の考え方があります。厄年とされる年齢を迎えると病気などの災難が降りかかりやすく、人々はそれを避けるために厄払いや厄除けをします。平安時代から始まったこの風習は今も引き継がれています。

厄年に科学的なエビデンスはありません。ただ、ある年齢になると病気が発症しやすくなるのは医師としてそれなりにうなずける話です。

人が病気になる要因は「遺伝」「環境」「加齢」「生活習慣」の4つです。このうち時とともにリスクが高まるのが加齢要因です。年齢を重ねるにつれて誰でも臓器は弱って衰えます。ある年齢を迎えたら特定の病気にかかりやすくなるのは自然なことなのです。