企業ロゴの入ったボールペン、うちわ、メモ帳…

ノベルティグッズ

飲料水を買ったらついてくるコースター。開店記念のボールペン。仕事の取引先がくれるカレンダーやメモ帳。イベントでもらえるうちわ。どれもこれも無料ですが、宣伝文句や企業ロゴが載っていてときめきません。使うときをイメージしてときめきますか?

おすすめはノベルティを受け取らないようにすること。もちろん、お気に入りの企業やキャラクターの入っているモノなら話は別です。がっつり受け取って、家宝級に愛でてあげてください。

家電の外箱

あんがい多くの人が大事に取っておいている家電の外箱。中古品として売るときに箱もあったほうが高く売れる。引っ越しのときに外箱があったほうがよさそう。たぶんそんな理由で取っておいているのではないでしょうか。

でもそんなイベントはそうそう起きません。少なくとも何年も先の話でしょう。それだけのために部屋のスペースをつぶしておくのはもったいない。そのぶんの「場所代」が実は発生しているのです。外箱がなくても困りません。いますぐ捨ててください。

「小物」を片づけた後は別世界が広がる

また、これは小物ではありませんが、どういうわけか家のなかのいたるところから出てくるのが小銭です。机の引き出し、玄関の上棚、はたまた鞄の底。小銭の散乱はいかにもだらしない。見つけしだい、すぐに財布にしまってください。

川原卓巳『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』(徳間書店)
川原卓巳『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』(徳間書店)

「小銭貯金」として貯金箱に入れるのはおすすめしません。それはただ小銭を放置する場所を変えたにすぎないからです。最近では銀行に大量の小銭を持っていくと、入金や両替に数百円の手数料がかかります。ですから小銭貯金の意味がほとんどなくなってきています。それも小銭貯金していること自体がときめいているならOKです! どんどん貯めて、ときめくことに使ってください。

小銭だって立派なお金です。雑に扱わず、財布に入れて持ち歩き、ぜひ使ってあげましょう。

あらためて最後にですが、小物の片づけをやり切ったあとの世界は別世界です。こんなにもこまごましたモノがあなたに影響を与えていたことを強く感じると思います。

そうなんです。ひとつひとつは些細なたいしたことのない存在だと思って見過ごしていても、そこから多大な影響を受けて生きている。真の自由と軽やかさを手に入れたあなたは別人です。

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