※本稿は、川原卓巳『人生は、捨て。自由に生きるための47の秘訣』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
「小物」はなかなかのクセモノ
①衣類、②本、③書類の次は④「小物」です。あなたの部屋にある小さなバスケットや小箱。そのなかを覗いてみましょう。いろんな小物が放り込まれているはずです。
ポケットティッシュ、付箋、シール、余った薬、食べかけのガム、余ったUSBケーブル、キーホルダー、お守り、ボールペン、安全ピン、消しゴム、服の予備ボタン――(服の予備のボタンを使える大人にいつかなってみたいです)。
それらの小物はなぜそこにあるのでしょうか。そもそもそこにポケットティッシュや付箋やシールが入っていたのを覚えていましたか? たいていの人は首を横に振ると思います。でも、もちろん入れたのはほかならぬ自分自身です。
この小物のカテゴリーはなかなかのクセモノ。小物というのはパッと見、小さく可愛げに思えます。しかし部屋には膨大な量の小物が存在します。一大勢力です。
「いつか使うかも」と適当にそのへんに入れた小物。しかしその「いつか」はほぼ訪れません。そんな調子で小物は積もり積もっていく。あなたの知らぬ間に無限に積もっていくのです。
「ちょっとくらい…」の油断が家を散らかす
用途のない小物は迷子の状態。自分の行き先もわからず、居場所もわかっていない。とても不安な心境で過ごしています。なので、きちんと居場所を伝えて、そこにいてもらいましょう。もちろん、そのまえに「捨てる/残す」の判断をしたうえで。もし必要ないモノならば、いますぐ手放しましょう。ちょっとくらいはいいやと油断していると、そのちょっとが積み重なってあっという間に散らかってしまいます。
ときめくモノが、さらにときめく暮らし。それは小物の片づけをいかにやり切るかにかかっています。
不要なんだけど存在する小物の代表例をいくつか挙げていきます。