「使わない贈り物」は心遣いに感謝して捨てる

ちょっとした贈り物

友人、知人からの贈り物はなかなか捨てづらいものです。使わずにそのままずっと放置しているモノはありませんか。ミニタオル、マグカップ、キーホルダー、カードケース。なぜいつまでも使わないのでしょうか。大切だから? 違いますよね。あなたの趣味に合わないからです。

捨てるに捨てられないというその気持ち、とってもわかります。せっかくもらったのに悪い気がする。でもだからこそハッキリ言います。不要なモノはやはり不要。かつてそれを贈られたとき、あなたは相手の心遣いにときめいたはずです。それで十分。そこに感謝の気持ちがあればもう十分です。

あなたのために時間とお金を使って選んでくれた贈り主。そしてその贈り物。どちらにも「ありがとう」と心のなかでふたたび感謝を伝え、捨ててあげてください。逆の立場で考えると、せっかくの贈り物で喜んでもらおうと思ったのに、そのせいで苦しめていたとしたら本末転倒ですよね。だから大丈夫。安心して手放してください。

川原卓巳さん
提供=徳間書店
川原卓巳さん

ケーブル類は「必要な時に買う」で十分

電源コード、接続ケーブル

使っていない電源コードや接続ケーブルのたぐいもいりません。捨ててください。取っておいたところでほとんど役に立ちません。いざ使おうとすると、たいてい長すぎて見苦しくなるか、短すぎて使い物にならない。一見すると似たようなコードも、先っちょの種類がいろいろとあって汎用性に欠けます。もはや用途不明になっている謎の接続ケーブルもいりません。

たまにスマホの充電ケーブルを束にして取っておいている人を見かけます。でも、そうしょっちゅう取り換えるものでもないはずです。どれも必要になったらなったで、そのときに新品を買うのでも十分いけるはずです。

化粧品サンプル

洗面所の棚にちょこんと置かれた化粧水や乳液などのサンプル品。ずっとそこにあります。いったいいつそれを使うのでしょうか。旅行のときに持って行こう! その気持ちわかります! 小分けになっているしちょうどいい!

でも、それを本当に実行したこと、ありますか? せっかくの楽しい旅行先でサンプル品をせこせこと使うのはなんだか違う気がします。ときめく時間こそ、とっておきのときめく化粧品を使いたい。すぐ使って試したいと思える化粧品サンプル以外はすべて捨てましょう。