ミサイル攻撃、台風乱発、干ばつ…

次に『仁王経』というお経にも「七難」が書かれていますので紹介します。

一.「日月失度にちがつしつど難」
先の『薬師経』の中の「日月薄蝕難」と同じ意味です。私が太陽の光が弱まると解釈したのは、このお経に「度」を失うと書かれていますので、そのように解釈をしています。

二.「衆星変改しゅせいへんかい難」
こちらも『薬師経』でいうところの「星宿変怪難」にあたります。

三.「諸火梵焼しょかぼんしょう難」
多くのものが、火によって焼けてしまうという意味です。こちらについては、ミサイル攻撃によるものや、原発の爆発などが考えられます。

四.「時節反逆じせつはんぎゃく難」
こちらは、冬なのに暑さがひどかったり、夏に寒かったりする難です。

五.「大風数起たいふうすうき難」
『薬師経』の「非時風雨難」と同じと見てもよいと思いますが、こちらは台風が数多く来るという意味です。

六.「天地亢陽てんちこうよう難」
こちらは雨が降らない干ばつを意味します。『薬師経』の「非時風雨難」と同じです。

七.「四方賊来しほうぞくらい難」
こちらも『薬師経』の「他国侵逼難」と同じく、四方から敵が攻めてくる戦争を意味しています。

「七難」に合わせて29の難事が起きる

ここで気になるのが、この二つのお経に書かれた「七難」の表記が違うことです。意味しているところは似ていますが、表記は違っています。

実はお経には「七難」の他に、「七難」が起こる前兆や、同時に起こるであろう二十九の現象が書かれています。ですので、その中から何を代表的に「七難」とするかの違いだと思われます。