トヨタでは“整列”と“整理”を区別している
トヨタグループでは、「整理ができない人」は「仕事ができない人」と同義語で使われることがあります。「整理ができない人」=「判断ができない人」=「仕事ができない人」と評価されてしまうのです。このような発想のもとになっているのが、「整理」についての考え方です。
みなさんは乱雑に散らかった机のまわりを「整理しなさい」と言われたら、どのように対応しますか? 多くの方が、ひとまず、寄せて、まとめて、並べて、重ねて……と対応するはずです。しかし、トヨタでは異なります。トヨタでは、机の上などに散らかっているものを綺麗に整える行為が“整列”、それに対して「ものごとの要否を判断して、不要なものを捨てる」行為が“整理”である、と明確に区別しています。
そして、もちろん整列と整理では、整理を重視します。ものがなければ、散らかることもないし、「探しもの」に費やす時間もなくなるからです。もちろん整列も大切ですが、不要なものを見栄えよく並べてもあまり意味はありません。できる限りものを捨てていくという発想は、トヨタにおける“カイゼン”でよく使われている「ECRS(Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)の4原則」のうちの「Eliminate=なくす」と同じ考え方です。
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