私はこれまでプレジデントオンラインにおいて、さまざまなテレビ局の構造的欠陥を指摘してきた。「人材流出」「アナウンサー問題」「現場への締めつけ」「局と制作会社の関係値」「出演者依存」「ドラマ多産化現象」「企画の枯渇」など、開局から70年、60年経ち人間ですら「老害」と揶揄されるような年齢になったテレビ局には、さまざまな「経年劣化」が生じている。そんな「ほころび」を取り繕うために、日テレは「24時間テレビ」を続けるのだ。
「ほころび」は「機能不全」とも言い換えられる。本来、正常に機能しているはずの仕組みがうまく働いていないのである。なかでも、テレビ局の大きな「機能不全」として、以下の2つを挙げることができる。
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