図書館の知られざる魅力
図書館は本が無料で読めるというだけでなく、便利なサービスがあります。また最近では複合型図書館も多数オープンしています。今まで図書館に行く時間がないと言っていた人もわざわざ行きたくなるような図書館が見つかるかもしれません。以下に、図書館のいろいろなサービスの例をご紹介しましょう。
・新聞、雑誌、CD、DVDの鑑賞や貸し出しもできる
図書館では、書籍だけでなく、新聞や雑誌、CDやDVDなども鑑賞することができます。また、館内鑑賞だけでなく、貸し出し可能な図書館もあります。新聞や雑誌はバックナンバーも閲覧できます。
・予約・取り寄せ・リクエスト可能
図書館に行かなくてもHPから蔵書の検索をしたり、貸し出しの予約をすることができます。せっかく図書館に行ったのに借りたい本が貸し出し中ということがないよう事前に予約をしておくと、貸し出し準備ができたらメールや電話などで連絡をしてくれます。在庫がある本であっても予約をしておくと全てカウンターに準備されているので、本を探す手間が省けます。
また、図書館に蔵書がない場合、近隣地域の図書館に蔵書があれば取り寄せたり、蔵書に追加してもらうリクエストを出すこともできます。
・郵送貸し出しサービスも!
送料自己負担で郵送での蔵書の貸し出しを行ってくれる図書館もあります。返却も郵送でよいので、図書館に行く時間がないという人にはありがたいサービスです。
・ブックリユースで本がもらえる
図書館で古くなった本、資料的価値の少なくなった本、複数所蔵している本などを無料でもらうことができます。わが家では絵本のリユースをいただいています。普段選ばないような面白い絵本が手に入ります。最新本はありませんが、掘り出しものの本が見つかるかもしれません。
・イベントを開催
図書館ではイベントが多数開催されています。絵本の読み聞かせ会や映画上映会、夏休みには自由研究や調べ学習をサポートするイベントなどを行っているところもあります。
わが家で毎年はまっているのは読書月間のスタンプラリー。本を借りるとスタンプがもらえるので、子どもたちは進んで図書館に行きたい! と言い始めます。
・知られざるレファレンスサービスのすごさ
図書館では調べものをしたいときや自分にぴったりの本を探してほしいときなど、相談に乗ってくれるレファレンスサービスを提供しています。
各図書館で受け付けた質問はレファレンス協同データベースに保存されており、誰でも閲覧することができます。みんなの質問を見るだけでも物事に対する着眼点や質問の仕方など参考になります。こんなことまでわかるの⁉ と驚きます。公式ツイッターもあるので興味のある方はフォローしてみてください。
レファレンス協同データベース
国立国会図書館レファ協公式ツイッター
・住んでいない場所にある図書館も利用できる!
図書館は居住地でないと貸し出しができないと思われている人も多いかもしれません。図書館によっては勤務地であれば貸し出し可能という図書館、居住、勤務地にかかわらず貸し出し可能な図書館もあります。
多くの大学も図書館を一般開放しています。学生が優先のため利用に制限がある場合もありますが、在校生や卒業生でなくても利用することができます。公共の図書館に比べ、専門書などが充実しています。
公共図書館は閲覧だけであれば居住地にかかわらず利用できるので、仕事の昼休みを図書館で過ごしたり、出先で余った時間を図書館で過ごすこともおすすめです。わが家では帰省したときには地元の図書館を活用しています。
読書をする時間が大切だと思ったら、読書時間の確保を意識して生活を組み立ててみてください。自宅に蔵書を置くのが難しくても、近所に図書館がなくても、ちょっと足をのばせば居心地のよい素敵な図書館が見つかるかもしれません。
読書のある暮らしを後押ししてくれる図書館をぜひ活用してみてください。