夏休みを利用した読書習慣の身に付け方
学生の場合、夏休みなどの長期休暇は読書生活リズムを作るにはとてもいい機会になります。わが家では長期休暇中は9時に全員で図書館に行くことを日課にしています。午前中は宿題や読書をして過ごし、12時になると昼食のために帰宅します。
午後は友達と遊んだり、自由に過ごすというのがわが家の夏休みスタイルです。毎日半ば強制的に図書館に行くことで、普段より読書量や貸出量が増えます。
社会人の場合や長期休暇以外の通常時には週間予定として図書館通いを取り入れることをおすすめします。体を鍛えるジムのように知的体力を鍛えるジムとしては図書館が最適です。
マシンがそろったジムのようにあらゆる本がそろっています。毎日ではなくてもノー残業デーの水曜日は仕事帰りに図書館に行く、日曜の朝は図書館に行く、など週のルーティンにしてしまうとよいでしょう。
図書館でデジタルデトックス
家にいるとどうしてもタブレットやゲームなどの電子機器に手がのびてしまいますが、図書館であればそのような誘惑からも逃れられます。読書には電子書籍という方法もありますが、タブレットやスマホで電子書籍を読んでいると他のアプリの通知が入ってきたり、SNSが気になったり、ネット検索をしたくなったりという誘惑にかられてしまいます。
図書館にはスマホを持って行かない、スマホの電源をオフにすると決めておけば、デジタルデトックスになります。図書館でデジタルデトックスをしながら読書をすると集中力はさらにアップすることでしょう。
図書館はインターネット空間にリアルにいるようなものだと思います。ネットサーフィンの代わりに図書館内を歩いて図書館サーフィンをすれば、気になった本はすぐに借りることができますし、関連書籍もすぐに手に取ることができます。もしわからないことがあればネット検索の代わりにレファレンスサービスを利用すれば何でも相談に乗ってくれます。
図書館で「お金がない」「場所がない」を解決
本は高くてそんなにたくさん買えないという人もいるかもしれませんが、幸い図書館はいくら借りても無料です。また場所代もかかりません。本を置く場所がないという問題も図書館を利用すれば解決します。
ただし、図書館の本は線を引きながら読めないというデメリットもあります。何度も繰り返し精読することで筆者の考えが次第に自分のものになり、仕事や生活で生きる知恵になります。本を何冊も購入するのが難しい場合も、繰り返し読みたい本や線を引きながら読みたい本を見つけたら、自分だけの書籍として購入するとよいでしょう。