元手200万円が約25年で3億円に

もともとの私は、知人に「ルーズで何事も中途半端」と評されるような落ちこぼれタイプ。そんな私でも、元手200万円からスタートし、会社を経営するかたわら投資と向き合い続け、これまで6億円の資産を築いてきました。そのうち3億円が株式投資により得たものです。

上岡正明氏
上岡正明 株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。放送作家・脚本家を経て、27歳で会社を設立。株式投資歴25年以上の投資家として得た収入と合わせて6億円超えの資産を形成。著書に『年収1億円になる人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)など。

特別な能力があるわけでもない私が、これほどの資産を築くに至った理由はたった一つ。たとえ失敗しても、常に行動し続けた先に成功があるという信念を持っていたからです。

振り返れば、小さなきっかけがありました。20代の頃、一室数億円にのぼる高級マンションを見学した私は衝撃を受けたのです。まるで映画のワンシーンのような空間で暮らす資産家が、現実にいる――その光景が脳裏に焼き付き、稼ぐことへの強烈な意欲が湧いたのです。

では、私が資産を築けたのは、高級物件を見学したからでしょうか。そうではありません。肝心なのは、お金持ちの暮らしに憧れるだけで終わらず、目標実現に向けて行動を起こしたということなのです。

行動とはいっても、円安やインフレが進んで先行きの見えない昨今、不安に駆られてやみくもに行動するだけでは、怪しい儲け話や投資に飛びついて大損しかねません。これからご紹介するのは、誤った衝動に流されず、目標に最短ルートでたどり着くための投資と仕事の心構えです。

私自身の経験則と、年収1億円を超える成功者1000人へのヒアリングから導き出されたお金持ちの思考法をぜひ実践してみてください。