好きな格好でトレーニングをすることの重要性

筋トレに関して言うと、僕の場合、大好きなことだからモチベーションを高める必要はない。けれど、モチベーションに悩んでいる人には「(1)とりあえずジムに行け!」に加えて、「(2)好きな格好をして好きな曲を聴け」「(3)短期的な目標をつくれ」「(4)ジム仲間をつくれ」「(5)ときには休め」とアドバイスしている。

(2)(4)をすればジムに行くのが楽しくなる。

(3)をして目標を達成すればドーパミンが分泌されてやる気が出てくる。

そして、(5)の休息も大切。やる気が出ないのは体力的な理由である場合も多い。

これらは私生活の面倒なことにも応用できるはずだ。

どんなに退屈な時間でも筋肉は成長している

「仕事がつまらない」と嘆く人は、人生における仕事の比重が大きくなりすぎている。仕事にやりがいがあろうとなかろうと、筋肉目線に立てば、仕事の時間は「超回復」の時間だと捉えられる。筋肉を効率よく成長させるには、トレーニングと栄養、そして休養のバランスが重要だ。

そもそも筋トレとは、筋繊維をブチブチに損傷させる行為である。そこにタンパク質などの栄養をぶち込み、適切な休息を取ることによって筋肉はデカくなる。

この現象を「超回復」と呼ぶ。

つまり、トレーニングばかりして超回復の時間を取らなければ、筋肉はいつまで経ってもデカくならないというわけだ。

そこで有効活用できるのが、仕事の時間。君が「仕事がつまらないなあ」と考えている間も、筋肉は超回復をし続けている。そのように認識してみると、仕事の時間は決してムダではないのだ。

また、筋肉目線で生きていると、仕事にも前向きに取り組めるようになる。ジム代やプロテイン代、大量の鶏胸肉や卵代を捻出するには、仕事をして稼がなければならない。

筋肉のためなら、意欲が湧いてくるだろう(もし君が恋をしているなら、好きなあの子と遊ぶためのお金だって必要だ)。

このように筋肉目線に立って仕事を捉えると、「働く理由」が明確になる。転職を考えるときも、筋肉に良いか悪いかで判断することをオススメする。