お金持ちは、どうやってお金を貯めているのか。韓国で4年連続ベストセラーを記録した、実業家キム・スンホさんの著書『お金は君を見ている 最高峰のお金持ちが語る75の小さな秘密』(サンマーク出版)より、一部を紹介する――。
通帳と現金
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お金持ちは、お金を呼ぶ「種銭」を持っている

まだ水道が普及していなかった時代は、井戸を掘って地下水をみ上げて使ったものだ。

地下の水脈にパイプを挿入してポンプを取り付ける。そしてポンプにバケツで水を一、二杯注いでから、ピストンを力いっぱい上下に動かすと、地下にある水が汲み上げられるのだ。ポンプの構造を見ると、内部に水を引き上げるためのシリンダーがあり、そこにゴム弁がついている。水を汲み上げる際にゴム弁がシリンダーをふさぎ、汲み上げた水が下に漏れないようになっているのだ。

このときに上から注ぐ水を「呼び水」という。水を呼ぶ水、という意味だ。最初に呼び水を入れてやりさえすれば、ポンプを動かしつづける限り水を汲み上げることができるが、呼び水なしに水を汲むことはできない。だから、ポンプの横には常に呼び水用のおけが備えてあった。

お金を貯めるときも同じで、資本を集めて投資して資本収益を得ようとするなら、呼び水にあたるお金が必要となる。それが種銭だ。

若者でも1000万円を貯められる5つの方法

種銭とは、文字どおり作物でいえば「種」にあたるお金のことだ。適正な投資をおこなうには、1000万円ほどの資金が必要だ。それぐらいはないと、株や不動産で意味のある投資はできない。この資金は、これから1億円、10億円、100億円を生み出す種になるものだ。では、若い人たちが1000万円を作るにはどうしたらいいだろうか。その現実的な方法を5つ挙げておこう。

1.1000万円貯めようと言葉に出す。
2.「私は1000万円貯めてやる」と紙に書いて壁に貼る。
3.クレジットカードをハサミで切って捨てる。
4.銀行口座を用途別に複数作る。
5.まず100万円貯める。

何か成し遂げたいことがあるときは、まず「本当にこれをやってやる」という気持ちを持つべきだ。静かに机の前に座り、こう独り言を言ってみよう。

「私は自分の代で家族の貧困の連鎖を断ち、 みんなから尊敬されるお金持ちになって、 家族と愛する人を守っていきたい」

そう言葉に出した瞬間、言葉は力を持ち、それを実現するための行動へと導いてくれる。言語を閉ざすと、思考が閉ざされ、行動も閉ざされる。逆に言語を開いてやれば、思考も開かれ、行動へとつながるのだ。この言葉を心の底から、真剣に口に出そう。つらいときは、いつもこの言葉を繰り返してほしい。これがスタートだ。