ベッド脇にはスマホの代わりに本を置こう

・毎朝、起きてすぐに瞑想めいそうをしようと思っているなら、どれくらいの時間をかけるのかや、瞑想で意識を向ける対象をあらかじめ決めておく。瞑想場所も決め、そこから邪魔になりそうなものをできるだけ取り除き、静かで落ち着ける空間にしよう。

・読書量を増やしたいなら、読みたい本や雑誌を選んでおき、ベッドサイドのテーブルに置くか、バッグや上着のポケットに入れておこう。

・楽器の練習をする時間を増やしたければ、楽器はケースから出して見えるところに置いておこう。

・寝るまえに気持ちをほぐそうと寝室にスマホを持ちこむのをやめたいなら、寝室をスマホがなくてもくつろげる場所にしよう。好きな感触のシーツを買う、心がなごむ絵を飾る、ラベンダーが含まれたものを使うなど。

自分でやりたいと書き出したことを行動にうつしやすくするために、どう環境を変えればいいかを少し考えてみよう。そして、実際に変えてみるのだ。

家族が集まる夕食の席を「スマホ禁止ゾーン」に

“スマホ禁止ゾーン”。その名のとおり、これに指定した場所ではスマホを使わない。以上。これはじつはなかなかすごい作戦だ。というのも、その都度、判断を下す必要がなくなるからだ。また、口論を減らす効果もある。ディナーの席はスマホ禁止だという認識が共有できれば、毎晩言い争いをしなくてもすむ。

では、どこをスマホ禁止ゾーンにするかを考えてみよう。自分用のものだが、可能ならば家族やルームメイトにも付きあってもらおう。夕食の席と寝室から始めるのがおすすめだ。スマホなしの夕食は会話がはずみ、スマホ禁止の寝室ではよく眠れるようになる。

家族との食事
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スマホ禁止ゾーンは今晩から有効とし、30日プログラムの最終日までつづけてほしい。

スマホ禁止の範囲を、時間で区切ることもできる――たとえば、午後六時以降はメールをチェックしない、というように。こんなやり方はどうだろう。