成果が出ない人のメールに共通する特徴
メール件数の多い人は、管理職を含めてほとんどがスレッド表示(件名ごとにグループ分けされている表示方法)に設定していますから、やり取りの途中で件名を変えてしまうと、該当メールを探し出すのに時間がかかってしまいます。
送り先が上司の場合は、これまでの経緯を一覧で確認する必要がありますから、件名の途中変更はNGと考える必要があります。
件名は「顧客名」や「プロジェクト名」にしておけば、どの案件についてのメールなのか、すぐに判断することができます。
成果が出ない人のメールには、「クロスリバー越川です」というような件名をつけているケースが少なくありません。
それは件名ではなく、単なる自己紹介ですので、すぐにやめることが大切です。
率先して要件を箇条書きにできるか
メールは文字数が増えるほど、最後まで読んでもらえる確率が低くなりますが、どんな件名であっても、冒頭の文面だけは閲覧率が高いことがわかっています。
この冒頭部分に、「何についてのメールなのか?」、「相手に求めるアクションは何か?」など、メールの重要ポイントを100文字程度でコンパクトにまとめておけば、相手の理解を早めることができます。
「先日は、ありがとうございました。表題の議事録について、明日5時までにご確認ください」
まずは冒頭で一番大事な要件をできるだけシンプルに伝えて、それ以外のことは1行空けて、次の段落に書いておけば、無用な混乱を回避できます。
だらだらとした長文が続くと、読むことが大変なだけでなく、返信にも時間がかかりますから、あくまでもシンプルな文面を心がけることが大切です。
メールの文面が長くなるのを防ぐためには、できるだけポイントを整理して、要件を箇条書きにすることが大切です。
簡潔な箇条書きにして番号をつけておけば、その後のメールや打ち合わせの際にも「メールの③番に書いた件ですが」と伝えれば、混乱なく情報交換ができます。
情報交換が多くなりそう案件ほど、箇条書きが効果を発揮します。
こちらが率先してメールの文面を箇条書きにすれば、相手も箇条書きで答えてくれますから、お互いのメールを読むスピードが早くなって、作業効率が高まります。