思考の調整をきかせられるか

和田秀樹『病気の壁』(興陽館)
和田秀樹『病気の壁』(興陽館)

誰でも不適応思考に陥ることはあるでしょう。でも「この人はわたしのことが嫌いなのだ」ではなく、「嫌いではないのかもしれない」「たまたま反対したのだろう」と思考にゆとりがある場合は、それ以上落ちこむことが防げます。

あるいはネガティブな思考が生じても、「それは考えすぎだろう」と打ち消すことができるなど、思考の調整がきくようなら不適応思考に支配されているわけではありません。

また、自分の思考パターンに不適応思考に近いものがあれば、それを自覚して気をつけることで、うつ病の予防につながるとされています。

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