悩んでいると、近視眼的になったり視野狭窄に陥る

一概にはいえないかもしれませんが、一時的な“気持ちの落ち込み”と“恋愛、結婚”をはかりにかければ、人生にとってより重大なのは後者でしょう。だとすれば、真剣に悩むべきはそちらだということになりませんか。

和田秀樹『「すぐ動く人」は悩まない!』(祥伝社)
和田秀樹『「すぐ動く人」は悩まない!』(祥伝社)

ところが、一つの悩みにとらわれていることで、本当に悩むべき大事なことが見えなくなるのです。

実際、心が弱っているときに、とんでもない異性に引っかかってしまった、という事例はいくらでもあります。

森田正馬の言葉は肝に銘じておく必要がありそうです。悩んでいると、近視眼的になったり、視野狭窄しやきょうさくおちいったりしがちなのです。

その悩みが自分にとって大事なことなのか、ほかにもっと大事なことがありはしないか。常にそう自分に問いかけていくことを、ぜひ、忘れないでください。

【関連記事】
なぜ孫正義社長は「すぐ電話をかけてくる」のか…仕事がデキる人がメールより電話を多用する本当の理由
「やればできる」という昭和の根性論は通用しない…「やってもできない人」はどうすればいいかの最終結論
「お世話になります」は絶対に言ってはいけない…リクルート全国1位の営業が説く「電話で使える鉄板トーク」
「さん付け」「社長室全開」は意味がない…本当に「風通し」のいい組織のリーダーがよく口にする"宣言フレーズ"
いつの間にか「スペインで最も有名な日本人シェフ」に…高卒フリーターの人生をがらりと変えた運命のひと言