患者さんたちも「見た目」が変わって笑顔に

私のクリニックには、血管のメンテナンスのために全国からたくさんの患者さんが来られます。なかには開業時から27年以上にわたり担当させていただいている方もいます。

体の不調を訴える患者さんたちには「池谷式・血管若返り術」について詳しく説明し、納得していただいてから、できる範囲で実践してもらっています。継続している方は、みなさん実年齢よりもずっと見た目が若々しく、いつもイキイキ、笑顔いっぱいで通院されています。

患者さんたちのこうした変化を見るにつけ、私の考えやアドバイスは間違っていないとの確信を深めています。生活習慣の改善がもたらす効果を実感するとともに、なにより私自身、とても幸せな気持ちになります。

健康も生き方も「見た目」の若さで9割決まる――。

こういっても、決して過言ではありません。

「年齢より若く見える人」と「老けて見える人」

さて、何十年かぶりに高校時代や大学時代の同窓会などに参加して、当時と見た目がほとんど変わらない人と、誰か思い出せないほどに老け込んでしまっている人がいて、驚いた経験をしたことはありませんか。

こうした“悲しい”現実は、どうして起きてしまうのでしょうか。その原因は、日々の食生活や行動、考え方など、ちょっとした生活習慣の差にあります。

それでは、具体的にどんな生活習慣が「老けて見える」ことにつながるのでしょうか。