両親と「別居」状態をようやく認めた

宮内庁の“不手際”で再び秋篠宮家に逆風が吹き始めている。

事の始まりは秋篠宮佳子さんが両親たちと「別居」生活をしていることを半年もの間、認めてこなかったことにある。

英国へ出発する秋篠宮ご夫妻を見送られる次女佳子さまと長男悠仁さま=2023年5月4日、東京都港区[代表撮影]
写真=時事通信フォト
英国へ出発する秋篠宮ご夫妻を見送られる次女佳子さまと長男悠仁さま=2023年5月4日、東京都港区[代表撮影]

女性セブンは1月16日号で、佳子さんの「別居」をいち早く報じていたのに、宮内庁は「殿下方が御本邸(秋篠宮邸)に移られた後も、(旧御仮寓所に)私室部分の機能を一部残す」と、当初から計画が変更されたことは認めたが、私室部分の具体的な使い方は『私的な事柄』と隠した」(女性セブン7月27日号)のである。

その件について記者会と宮内庁との緊迫したやりとりを週刊新潮(7月13日号)が伝えている。

「秋篠宮ご一家が、自ら批判を招くようなお振る舞いをなさってしまったのが、6月30日に宮内庁が公表した、〈秋篠宮邸改修について〉との説明文であった。宮内庁担当記者が言う。

『30日の夜に宮内庁のHPに掲載された文書では、春先に週刊誌などで報じられていた“佳子さまのお住まい”に言及しています。秋篠宮邸の改修工事は20年3月から2年半をかけて行われ、北側に隣接する赤坂東邸と合わせ、およそ34億円が費やされました。そうして完成した本邸に佳子さまは移られず、引き続き仮住まいの「御仮寓所」にお一人で住まわれていることを今回、初めて認めたのです』」

改修前から別居は決まっていたのに?

だが、皇嗣職がその理由を、「宮邸の改修規模を縮減し経費を節減するため」としたことで、加地隆治皇嗣職大夫の会見が大紛糾したというのだ。

なぜ今になって発表したのかという質問に大夫は、「当初の改修計画から大きく変更した点については説明すべきではないかというご意見もあり、熟慮を重ねた結果だ」といったが、昨年11月に皇嗣職は、「あくまでご一家で年度内にお引っ越しなさる方針だ」と説明していたのだ。

「今回の発表によれば、改修工事が始まる前に秋篠宮ご夫妻と眞子さん、佳子さまが相談され、ご姉妹の部屋は本邸に設けないとお決めになったとのこと。すなわち、改修前から佳子さまの別居は決まっていたというのだが、

『大夫は、眞子さんが結婚したことで結果的に佳子さまだけが分室に残られることになったと言う。では実際に、どれほどの経費が削減されたのかを問うても『数字を持ち合わせていない』とはぐらかすばかり』(宮内庁担当記者)」(新潮)

経費削減を打ち出しておきながら、実際にどれくらい抑えられたのかという金額を答えられないのでは、単なる弁明といわれても致し方あるまい。

この宮内庁の「いい逃れ」が、女性誌の秋篠宮攻撃の口実を与えてしまったのである。一つは秋篠宮邸改修費の多さについての批判。