①私は職場の近くに住みたいと思っています。(目的)
②そのため、昨年からマンションを探してきました。(行動)
③しかし、都心の物件は売値が高く、私の貯蓄額では到底買えないことがわかりました。(事実・現実)
④そこで、もう少し職場から遠くに住むか賃貸にするか、いろいろとネットで調べて検討中です。(行動)
井上多恵子『グローバル×AI翻訳時代の新・日本語練習帳』(BOW&PARTNERS)
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一流は「短い文で語り、間を取る」

“Talk in short sentences. Pause.”(短い文で語り、間を取りなさい)これは、かつてアメリカ人の研修講師から、自信を持ってコミュニケーションを取るための技の一つとして教わったものです。その技をパネルディスカッションで実践していたアメリカのエグゼクティブの方々は、実際自信に満ち溢れて見えました。

現在、日本語のスピーチやプレゼンテーションにおいても、一文を短く話すことが推奨されていますが、短い文を言う訓練は英語のほうが実際やりやすいと感じます。日本語は結論が最後に来がちですが、英語は大事なことから前に述べる文法構造になっているからです。最初に主旨を述べてだんだん情報を細かくしていくので、極端な話、後半をバサッと削ってしまっても意味が通じる確率が高いのです。

スマホに音声を録音する男性
写真=iStock.com/Liubomyr Vorona
※写真はイメージです
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