「まわりに好かれる人」は簡単には倒れない人

繰り返しとなりますが、真の人脈とは「誰を知っているか」ではなく、「誰に知られているか」です。知られているといっても、「悪名高き」では当然困ります。

「○○さんは△△について詳しい」「面白い人だ」「実力がすごい」「信頼できる、相談できる」……。こういった「好かれる、頼られる」タイプの知られ方であることが大事です。

「知られ力」のある人というのは、万が一なにかに困ったときには、その人脈に連なる人たちが支援・救助してくれるから、「倒れにくい」という強みがあります。周囲が「失敗したままにさせてくれない」ともいえるでしょう。

知っている有名人自慢をしても意味はない

人脈というと「自分が知っている有名人や偉い人自慢」となってしまう人がいますが、当然、これはいただけません。

人脈とは、WIN-WIN、GIVE&TAKE、お互いが良い関係性や影響、あるいは具体的な支援などをイーブンに与え合うことで成り立ちます。まず自分から相手に、貢献できるものを与える。その積み重ねと信頼からのみ、真の人脈は築かれます。

本質的な人脈の価値をしっかり把握して、転職および今後のキャリアに臨みましょう。

活躍している経営者の皆さんや、頭ひとつ抜けている幹部・リーダーたちは皆、人脈力資産の価値を正しく知り、それを最大限に活用して成果を上げ続けている人たちなのです。

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