面接官が好意を持つ話の内容

最近は外資系企業のみならず日系企業でも採用可否の最終判断においてリファレンスチェックが行われるケースも増えています。それを代行するようなサービスもいくつか登場しています。

そのリファレンスチェックは、日常的なところからの情報収集ではなく、「かみしもを着せたヒアリング」とならざるを得ないのが現状です(照会を頼まれた人が、その相手を悪くは言えませんよね)。

ですから、本来的には面接において、上記のような会話の中で、突っ込んだ人脈話ができるほうがお互いに望ましいです。そのほうが応募先企業からの信頼獲得度合いははるかに大きいでしょう。

形式張ったリファレンスチェックの依頼の前に、「御社のBさんに私のことをぜひ聞いてみてください」と言えると素敵ですね。いずれにしても、これらのことを通じて、あなたの真の人脈力、人望が問われることに相違はありません。

面接前に人脈の棚卸しを行うべき

こうした価値を改めて自覚したうえで、転職活動において自身の人脈を見つめ直してみてほしいと思います。これまであなたを支えてくださった人たち、今後も有益な付き合いを続けてくれるであろう人たちは誰か。

テーブルの上に乱雑な空白のカードとラップトップ。
写真=iStock.com/kyoshino
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その人たちを、自身の人脈力資産の基盤として考えた際に、次の新天地は今、考えているもので良いか。もしかしたらもっとあなたの人脈力資産を生かして活躍できる別の場があるかもしれません。

あるいは、その人脈力資産のネットワーク内の人たちに、今回の転職について相談してみると、自分では気が付かなかった方向性、可能性や、新たなご縁のチャンスがあるかもしれません。